2012年1月5日(木)~10日(火)の期間、東京セントラル美術館に於いて「現代の書 新春展」の一環として「東京セントラル美術館100人展」が開催されました。
「現代の書 新春展」は、書芸術のさらなる飛躍を求め、毎日書道展を代表する作家たちの作品が展示される展覧会です。
日本文化の根幹をなす書もまた時代とともに変わり、今を生きる人を感動させるものでなくてはなりません。
古典に立脚しながらも、常に新しい表現と可能性を追求する。これが戦後の書道界を牽引した毎日書道展の歴史でした。
この間、日本の現代書の美しさは海外でも高く評価され、若い世代の注目を集めています。
新春の銀座を舞台に今年で11回目となった「和光ホール30人展」と「東京セントラル美術館100人展」。
漢字、かな、近代詩文書、大字書、篆刻、刻字、前衛書の7部門にわたり、各部門の頂点に立つ作家が線と造形の美を競います。
ご来場いただいた方々は、優雅にして力強い、墨がおりなす華麗な世界を存分に楽しんで頂けたと思います。
雪晴晩望|賈島(230cm × 83cm)
流麗を主眼とし、その中で生まれる自然が、おおらかさと強さ、疎と密、大と小等、相反する書相表現であればと願っての常なのですが…。
